2016年の大手リサイクルショップを批評してみる

大手リサイクルショップの批評

リサイクル事業をしているプロの目線で見た市場の現在

こんにちは。長島です。

みなさんは不用品を売ったり買ったりしたことはありますか?

ボクはこのあなたの不用品を必要としている方へ届け、あなたの必要なものを市場に流す仕事で生活させてもらっています。

特にこのリサイクル事業を始めて今まで、近年の不景気からなのかリサイクル品の需要はずっと高いままです。

いらないものをなるべくお金に換える。必要なものもできれば中古でもいいから安く手に入れたい。

こういう消費者の方が非常に多く存在している結果なんでしょうね。

実際、大手リサイクルチェーン店などは土日祝日を中心に平日でも駐車場は満車状態。ひっきりなしに不用品を売りに来る方が入れ代わり立ち代わり訪れる。そんな印象があります。

ただ、ボクのようなプロ目線で見ると、特に大手は「二束三文で買い取って、高値で売る」という傾向が強く、その企業ごとに得意不得意が違います。

仕事柄リサイクル系の店舗には市場調査も兼ねて、こまめに通っているんですがたまに遭遇する買取現場で価格を聞いて、「えー!それなら俺はその買取価格の2倍は出せるよ!」なんて場面もしょっちゅう出くわします。

せっかくブログを書いている立場なので、みなさんに各店舗の傾向と攻略法をリサイクル業者視点で書いてみたいと思います。

ブックオフコーポレーション

言わずと知れた古本、メディア系買取全国チェーン店です。

神奈川県に本社を置き、全国のチェーン店数は直営、フランチャイズ含め800店以上。

本やCDを売ろうとするなら、真っ先に思い浮かぶのはこのブックオフかもしれませんね

でも、はっきり言って「本やCD、ゲームを売るならブックオフはやめておけ!」ボクはそう断言します。

データベースから

まず、会社四季報ベースで観ると、2014年から純利益がどんどん減少し、今年2016年3月にはついに赤字決算になりました。

現在はアパレルや家電など取り扱いジャンルを増やすことで、再度黒字化に復帰しているようです。

でも、基本的に同じことをやっているだけなのでまたいずれ資金繰りに苦しくなるでしょう。

会社の経営が傾き始めたとき、店舗を増やして対応したりジャンルを増やして対応しても付け焼刃です。ブックオフはその典型的な例です。

消費者目線で見るとどうなのか?

ブックオフは元々買取価格がかなり安いです。例えばマンガ本などは数十円から安ければほとんど価格0で引き取って、それを100円本とかで販売しています。

タダでもらってそれを100円、200円で売る。こんなおいしい商売はありませんよね。

それ以上の値段のするゲームやCDなども、かなり安い値段で買い取って、市場の適正価格で売っています。

売値は適正価格かちょっと安いか。買取は激安なのがブックオフです。

ましてや赤字転落した現在、高く買い取るはずもありません。加えて販売価格も安いわけではないので、結果として在庫が大量にあまり

裁けずにキャッシュが詰まる。=さらに販売価格が下げられない。 の悪循環に陥っていると思います。

ブックオフの攻略法

ブックオフは経営システムとして直営店方式と、フランチャイズ方式の2系統の店舗で成り立っています。

ブックオフ本社から指示を受けて経営しているのが、約400店舗 、残り半分が元々は本屋さんだったお店がブックオフの名前を借りて商売しているのがフランチャイズです。

ブックオフの攻略法は、この直営店やフランチャイズで値段に裁量性が認められています。お店によって買取価格と販売価格にずれがあるんです。

なので、本、ゲーム、CDを買いたい!もしくは売りたい!と思ったら、住まいに近いいくつかのブックオフで比較してから売買するのが一番良い方法です。数百円単位で変わってくることもあるので、纏め売りする人はかなり違ってきますよ。

でも、個人的にはブックオフはどうしても欲しいものがあるときだけ買え!売るな!」と言っておきます。

※補足 店員対応がまちまちで検品と接客にかなりバラツキがある

ブックオフはアルバイトスタッフがほとんどで、しかも学生中心のメンバーです。その為、検品がはっきり言って雑すぎる。中古家電やゲームなんかは買ってはみたが、使えなかったことも経験として多々あります。(もちろん返品しますが)

最近は前述したように、ゲームや家電、アパレル、貴金属、ブランドなど多方面に手を広げていますが、これを一定レベル以上で若い子たちが覚えられるわけがない。

若い子たちが悪いのではなくて、みんな数年で入れ代わり立ち代わりしてスタッフの寿命自体が短いからです。

超気配り出来て、気持ちの良い接客をしてくれるスタッフももちろんいますので、そこは付け加えておきます。割合としてできないほうが多いってこと。従業員の育成方針と、経営方針がずれているような気がしてなりません。

ハードオフコーポレーション

新潟県に本社を置くハードウェア中心のリサイクルチェーン店。

楽器やジャンク品など、他の大手リサイクルにはない分野で勝負しており、順調に利益を重ねている。

全国に300店舗以上展開中だが、地域ごとにあったりなかったりします。

中にはブックオフとくっついていたりするパターンもあって、地域ごとに展開を変えている企業です。

消費者目線で見るとどうなのか?

ハードオフは「高いものは高い。安いものは安い」と結構くっきり分かれていることが多いです。高いものはべらぼうに高かったりもして店舗視察に行ってびっくりすることがあります。

逆に激安もあるので、そういったエッジのきいたお店かつマニアックなものがあるのでおじさんの常連客が多い印象です。

加えて、スタッフもおじさんが多い 笑 職人肌みたいなオーラのスタッフばかり。

そういう意味でも数年後も生き残る事業形態かもしれません。

ハードオフ攻略法

ハードオフは値段の差が激しいため、「値段の高いものを売る。安いものを買う」とすると効率が良いです。

ほしいなぁ。と思っていたものが安ければ買い。値段が高く設定されているものは総じて買取も高いので、例えば売りたいジャンルを見ていいお値段だったら下取りの見積もりをしてもらうと良いと思います。

ジャンク品にもお宝アリ。

一見ジャンクコーナーに置いてあるが、「え?これ全然使えるよね?」っていうのが結構置いてあります。これも店舗によってばらつきがあって、買取の際に動作チェックする暇がなくて、「動作チェックしてないから」という理由でジャンク扱いにしてしまうお店があります。

そんなお店に出会えたらラッキー! 中古品の程度の良いものを格安でゲットできます。

ゲオ・ホールディングス

上げた3店舗の中では、ダントツで1位の事業規模。

全国に直営・フランチャイズ含めて1600店舗以上ある強豪です。会社四季報ベースの純利益も段違いに安定していて多い。

メディア系を売るならゲオを基準に

CDやゲームに関しては、まずゲオに見積依頼しましょう。だいたいブックオフよりも高く買い取ってくれます。

ブックオフがここまで苦戦を強いられているのは、ゲオ、加えて家電系も扱うセカンドストリート、アパレルのジャンブルストアなどが急激に店舗拡大していることも大きな原因です。

商品のクオリティ、売買価格で完全にゲオが押しています。

店舗数2倍ですからね。 利益が出ているから当然高く買い取れるし、安く売れる。

売ったり買ったりは、ひとまずゲオ、セカンドストリート、ジャンブルストアに持っていきましょう。

ゲオ攻略法

ゲオは基本的に薄利多売で店舗シェア全国1位という立ち位置を武器に、ガンガン捌くのが特徴です。

しょっちゅうセールやってませんか?買って売って買って売って・・・キャッシュフローが良く回るのは良い企業の証です。

ゲオで高く売る。もしくは安く買う時は、とにかくアプリなどを登録してこまめにセール情報をチェックしましょう。

※補足 スタッフ対応

ゲオは上記に挙げた2企業と違って「ほぼ全店舗、直営スタイル」です。なので店舗によって価格が違う。ということはほとんどありません。

また、スタッフが20代から40代多めなことと、ゲームとレンタルに特化しているためスタッフの習熟度が高いです。

よくブックオフに問い合わせしても、商品知識も接客スキルもない、わけのわからないレベルのスタッフが出ることが多々ありますが、

ゲオはほとんどそんなことはありません。スタッフ育成もしっかりしているなぁ。といつも思っています。

【まとめ】

仕事柄、ブックオフ、ハードオフ、ゲオについては全体で70%くらい。約1500以上回ったボクの感想です。

記事内容的にはブックオフ下げ、ゲオ上げの記事になってしまいましたが、事実としてそうなので仕方ない。

・いらない本はブックオフ。(価値のある本はヤフオクのほうがよっぽど高く売れる)

・CD、ゲームはゲオ。

・中古家電はセカンドストリート、トレジャーファクトリー(今回記事中には出ていない)

・中古アパレルはジャンブルストア

他にもリサイクル総合ショップはたくさんありますので、大手と比較してどうなのか?を比べてみてください。

間違ってはいけない一番重要ポイントは「比較もしないですぐ売ってしまう」こと。

これはかなりの機会損失なので、できればいくつかの店舗に電話問い合わせでも聞けるので、調べてみてください。