ヤマト運輸とアマゾンの関係 運賃値上げ

配送

ここ数日、ヤマト運輸の料金値上げについて報道がされています。

個人的には「まぁそうなるよねぇ・・」という印象。

 

ボクはアマゾンで月間20商品は注文しているヘビーユーザー。

ヤマト運輸が運賃値上げに踏み切ったのはアマゾンの配送物量がどんどん増えているから。で間違いないと思います。

 

今回は、そのアマゾンとヤマト運輸、大きくくくれば配送会社との関係についてお話しします。

Amazon.co.jp2013年から現在まで

アマゾンは1998年に日本法人を立ち上げ、2000年末に日本国内のECサイトAmazon.co.jpを開設したそうです。(wiki調べ)

ボクが、始めてアマゾンを利用し始めたのは2013年頃から。

 

その頃は、まだ電子書籍のKindleや、当日お急ぎ便の配送サービスはなかったです。

商品取り扱いジャンルも、本と家電、ゲームあたりがメインというイメージでした。

2013年以降もどんどん事業を拡大し現在に至ります。

アマゾン

アマゾンの特筆すべき点は集客力とエンドユーザー保護

アマゾンのすごいところのひとつは、広告宣伝費に大量の資金を投入し、「商品検索をすればほぼアマゾンECサイトがトップに表示される」ようにしたこと。

そしてもうひとつは、エンドユーザーから収益を確保しないところにあります。

一般のエンドユーザーからしたら他のどの家電量販店よりも安く、インターネットでほしい家電のカタログでも調べようものなら必ずアマゾンが表示されるんですからそりゃあ買いますよね。

 

え?じゃあアマゾンどこで利益だしてるの!?ってなりますよね。

ここでヤマト運輸他、配送会社が出てくるんです。

配送

アマゾンは出店ユーザーと配送会社から利益を取る。

出店ユーザーの場合

商品が売れるかどうかは、その商品のサイトで1番トップに表示されるかどうか。

出店ユーザーは他の競合他社と同じ商品を出品することになるのですが、ここで1番トップに表示されるのは「一番安値を提示した出店ユーザー」です。

商品を売る為には、出店ユーザー自ら利益を削っていかないといけないんですね。

売れたらアマゾンに手数料を取られますので、さらに利益を圧迫します。

配送会社の場合

たくさん商品が売れる。ということは物量が膨大で、契約を結べば仕事に困らないレベルに配送依頼がかかります。

当初は、安い配送契約で大手配送会社は喜んで契約したんでしょうね。

まさか、自社の人的リソースがこれだけ早く限界を超えるとは思わなかったんじゃないでしょうか。

 

ちなみに佐川急便は、このような状態でアマゾン配送からは撤退しています。

佐川急便が撤退した分のシェアが、ヤマト運輸に一気に流れ込んだのも原因でしょうねぇ。

エンドユーザー視点でこの状態を考える

利用者は、便利であれば当然使います。これは議論の余地はないですよね。

※ダッシュボタンとか押すだけですからね。普通に使います。

 

そんなユーザー視点から考えてみると、ヤマト運輸の料金値上げについては、もうひとひねり必要だったんじゃないかな。と思います。

全面的に料金を値上げしたら、アマゾンを使っていない人にも一律で負担を求めることになるし・・。

時間指定時の再配達については、追加料金を取るとか。

アマゾンから完全撤退してほしかったですけど。個人的には。そのほうが英断。

 

使えなくなったら、それはそれで別を探すのがエンドユーザーですから。

アマゾン購入者だけじゃなく、利用者全員から補てんするのはヤマト運輸の信用を落とすような気がする。

 

ヤマト運輸の気持ちは十分わかるから、上手にやってほしいですけどね。

以前、メール便で信書の定義が曖昧だから撤退する。とかヤマト運輸ってサービスの質は高いけど、頭が固いんですよ。

 

商売の基本は三方よし!と思う

ボクもいつも心掛けている「三方よし」。

近江商人が大切にしていた、売り手よし・買い手よし・世間よしの3原則です。

 

これにあてはめると今回のケースは、アマゾンよし・買い手よし・世間よし。

売り手をつぶしてしまって、なり替わっています。

 

このままいくと、配送会社や出店ユーザーは撤退を余儀なくされますが、そこは世界規模のアマゾン。

おそらくそれらを駆逐したうえで、自社配送システムを作るなど次の手を考えているでしょうね。

 

日本独自のECショッピングモールでも頑張ってくれないかなぁ。といつも思います。

1強他弱はどこの分野でも、良い方向にはいかないですからね。